できることから始める投資生活

現在バイナリーや暗号通貨の投資で生活中。海外移住にむけて準備開始!

日本人が苦手な投資を真剣に考えるにあたって専門家に学ぶ必要があると思う

香港にある投資会社のメルマガを購読している
ほぼ毎日メールが送られてくるのですが
非常に勉強になるのでシェアしたいと思います。

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今日本に居住し、
すべての資産を日本に
置いてあるあなたが、

自分と家族の将来を
防衛するためにすべきことは、

第一に、

「海外に銀行口座を開設し、
日本に集中している資産の一部を移すこと」

第二に、

「為替の変動リスクを避けるため
海外に移した資産を様々な通貨に分散すること」

香港に来て、
HSBC香港に口座を開設した。

これであなたの資産の置き場所は
世界で日本と香港の二カ所になった。

「場所の分散」

ができた。


この

「場所の分散」

はさらに2カ所、3カ所と
進めることにより、
一地域の経済・金融の混乱が
自分の資産に与える悪影響を
小さくすることができる。

玉子のカゴが2つの場合は
そのうちの1つが壊れても1つが残る。

玉子のカゴが3つの場合は
そのうちの1つが壊れても2つが残るのだ。

そして3つの場合は仮に最悪2つが
壊れてもすべてを失うことはない。

そこで
HSBC香港口座開設のために
香港を訪れているあなたには、
もう少しだけ足を伸ばして中国本土へ
行ってみることをお勧めする。

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そして

中国銀行

をはじめとする中国本土の
銀行にも口座を開設する。

こうすることにより、

「日本」、「香港」、「中国」

の三カ所の「場所の分散」が可能になるのだ。

中国に銀行口座を持つことを
お勧めする理由はもうひとつある。

それは中国の通貨

人民元

の存在である。


旬(しゅん)
という言葉がある。

旬とは、

1.魚介類・野菜などの、
味のよい食べ頃の時期。出盛りの時期

2.物事を行うのに最適の時期

(出典:「大辞林三省堂

という意味である。

ある種の魚や野菜の
一番おいしい時期。

その意味が転じて、
行動を起こすのに最適な時期、

となったのだろう。

牡蠣は冬、
キノコ類は秋、
というように食物には
この時期に食べたらもっとも美味い!
というときがある。

逆にその時期を
逃して同じものを食べても
凡庸な味になる。

投資にも「旬」がある。

ある時期に資金を
投じればその資産は大きく育ち、
時期を逃せば平凡な
リターンしか得られない。

投資の「旬」の時期を
見極めるには
相応の経験と眼力が
必要な場合もあるが、
そのトレンドの規模が
大きなものであれば
比較的誰でも容易に近づける。

現在、
海外投資という視点で
目の前で繰り広げられている
ことを考えてみるとき、
中国通貨、人民元の動向
はひとつの大きな
トレンド(潮流)であると
言えるだろう。

かつて
米ドルに対して
固定されていた人民元は、
2005年の7月に
管理フロート制という
実質的な変動相場制に
移行してから、
2016年の今日まで
実に30%以上も切り上がった。

過去十数年に
高度な経済成長を遂げてきた
中国の通貨として、
信用が高まった証拠だろう。

また、発展の代償ともいえる
激しいインフレに苦しむ中国は
継続的に金融の引き締めを図っている。

2016年1月時点、
中国の定期預金金利
1年物で1.75%、
3年物で2.75%、
と依然として高い水準にある。

例えば、
100万円分の資金を
3年間中国の定期預金に
預けると8.25万円の利息が
満期のときに
受け取れることになる。

定期預金という
投資の中でもっとも
リスクの低い部類に入る運用で
これだけのゲインがあること
自体は珍しくない。

現在は定期預金金利でも
0.1%以下の低水準にある
日本円とてかつては
7%や9%という高率の
利息がついた時代があったのだ。

当時の日本も
高度経済成長期にあり、
やはり国内では急激な
インフレが進行していた。

物価高騰により現金の価値が
1年に5%以上も下がる世の中。

日本政府は
金利を引き上げて日本円の
通貨価値を下支え
しなければならなかったのだ。

ところで、
ここに日本円と
人民元の奇妙な共通点がある。

それは、
インフレにより
国内における通貨価値は
下がっているのに、
他の通貨に対しては
高くなっている(※)ということ。

※2015年ははじめて通年で人民元の対ドルレートは下落した。
だが2005年以降切り上がり続けてきた人民元の価値は依然高い水準にある。

インフレに
見舞われている通貨は
為替市場でも減価してゆく、
というのが通常だ。

人民元
変動相場制に移行してから
世界の基軸通貨である
米ドルに対して30%も切り上がった
というのは既出の通りだが、

インフレと高金利
状況下にあった日本円も
1970年~1980年の間に
1ドル360円から240円へと
大幅に切り上がっている。

国内で減価している
ゆえに金利の高い通貨だが
国際的には高くなってゆく。

つまり人民元は我々、
外国人にとって高い金利収入と
為替差益の両方が期待できる状態にある。

1971年にはじめて
米ドルに対して切り上げられた
日本円は40年の歳月を経て、
4倍以上の価値を持つようになった。

人民元が同じ運命を
たどるとは限らない。

だが、
海外投資をおこなう者に
とって看過できない
現象が目の前で起こっている、

というのは事実だろう。

2015年11月30日、
IMF国際通貨基金)理事会において
人民元RMB)のSDR構成通貨入りが決定された。

「SDR(Special Drawing Rights=特別引出権)」

というのは
IMFが加盟国に渡す仮想通貨。

もし加盟国が
なんらかの理由で
外貨不足に陥ったときは
SDRを別の加盟国に譲渡することにより
現在の構成通貨である
米ドル(USD)、欧ユーロ(EUR)、
英ポンド(GBP)、日本円(JPY)
などの国際決済通貨を受け取って
外貨準備高を増加させることができる。

SDR構成通貨の見直しは
5年に一度で各通貨の構成比率は
その通貨の発行国の輸出規模や
国際的な決済での利用状況を勘案して決定する。

現在の4通貨の構成比率は
米ドルが41.9%、欧ユーロが37.4%、
英ポンドが11.3%、日本円が9.4%である。

これに人民元が加わる
2016年10月以降は米ドルが
41.73%、欧ユーロが30.9%、
人民元が10.92%、日本円が8.33%、
英ポンドが8.12%となるとされる。

人民元が構成通貨に
採用されたということで
中国は正式に新制度での運用がはじまる
来年の10月までにドルペッグを外して、
資本取引の自由化も
進めなければならなくなるはずだ。

そうして
人民元が仮に国際為替市場で
自由に取引される
ハードカレンシー(国際決済通貨)
にまで昇華すれば他国にとって人民元
正式な外貨として備蓄されるようになるだろう。

これまで中国当局
管理していた人民元
信用度が低かったため、
中国との貿易の決済はほとんど
米ドル建てでおこなわれていた。

これは取引としては非効率的で、
例えば日本と中国の貿易が米ドル建てで
行われるということは日本円から米ドル、
米ドルから人民元というふうに
2回の為替取引コストが発生することになり、
為替変動によりリスクも2倍になる。

人民元が自由化されて
国際決済通貨となれば
人民元建ての取引も容易になる。

自国と中国との貿易に
米ドルが介在する必要がなくなり、
逆に自国通貨と人民元との直接取引が
拡大することになるだろうから、

中国と取引する企業は自国通貨と
人民元の間の為替レートを変動による
リスクを避けるために米ドルを
人民元に持ち替えることことにもなるだろう。

将来の為替レートの
変動に対するヘッジのための
為替予約なども必要になってくるので
人民元の国際的需要はますます高まってくる。

貿易を通じて
中国との結びつきが強い国の中には
国内の物価を安定させるために
自国通貨と人民元を連動させる国が
出てくるかもしれないし、

そうなれば為替レートの
安定のために行う市場介入用に
外貨準備として人民元を確保する動きが
促進されることも考えられる。

それは新たな人民元
為替上昇圧力になるかもしれない。

人民元保有し、
さらに高金利
定期預金を組むという、

人民元投資。

それは、

中国銀行

をはじめとする
中国本土の銀行に口座を
開設することでしかできない。


ローリスクにローリターン。

ハイリスクにはハイリターン。

投資には
必ずリターンに
見合ったリスクが
存在するものです。

金利の利息収入と
切り上げによる為替収入が
ダブルで狙える、

人民元投資。

そのリスクとは何でしょうか?

それは、ひとえに

『カントリーリスク』

ではないかと私は考えます。

人民元
政府の一存で
何でも決まってしまう
独裁国家の通貨で
あるということ。

通貨の発行元である
中国政府は13億人の
巨大国家の経営という
人類史上未曽有の
試みをしているということ。

そして
その膨大な人口の90%は
貧困にあえいでいる、
という事実。

どこでバランスが崩れると、
一気に国家が崩壊してしまう
という可能性が無いとは言えません。

人民元投資は、
国家の混乱という
カントリーリスクを
許容できる範囲での投資、
もしすべてを
失ったとしても
再起不能に陥らない程度の投資、

例えば総資産の
10%程度でおこなうのであれば
非常に魅力のある
投資対象だと思います。